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【募集終了】自分自身の実体験や立場から感じたことを何よりも大切に。『さいたま市』の地域情報を発信するWebメディアの「書き手」を募集します。

浦和

今年の一月で『うらみち』の運営開始から一年がたちました。

「地域への愛着が生まれる / 高まる情報」を発信することを一つの目的として立ち上げた当メディア。
みなさんの応援や感想の声があったからこそ、ここまで続けてこれたなぁと実感しています。

この一年、「地域への愛着が生まれる / 高まる」ってなんだろうと自分なりにぐるぐると考えておりまして。

結論として、新しく『さいたま市』を取材範囲とした地域情報を発信するローカルWebメディアを立ち上げることにしました。

そもそも『うらみち』さんて何なのですか?と気になってくださっている方は、ぜひこちらの記事を読んでみてください。

ありがたいことに、これまでの人生を丁寧にまとめていただいています。
あ、できれば現在の記事を読んでからだと嬉しいです。

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実体験や自分自身の立場から感じたこと何よりも大切に

今回立ち上げるメディアの書き手は、僕1人ではありません。

この一年で地域には多様な方々がいることを実感しました。
そんな地域に住む多様な方々が、実体験を元にしたことや現在の立場から感じたことを、文字数や形式に縛られず自由に書けるメディアにしていきたいと思っています。

範囲を『旧浦和市』から『さいたま市』に広げたのも、より多様な方々に記事を書いてもらいたいから。

すでに複数人の書き手の参加が決まっているのですが、うらみちを見てくださっている方は、きっと想いに共感してくださるのではないかなあと思い、書き手を募集する記事を書くことにしました。

書き手に大切にしてほしいと思っていることは

「自分自身の心が動いた体験や経験を書く」
「現在の立場だからこそ書けることを書く」
「文字数や形式に縛られず自由に書く」

です。なので記事を書いた経験の有無は全く問いません。

『ライター』ではなく『書き手』と表現しているのも、そのことが関係していて。

なんだかライターと書くと、急にハードルが上がるじゃないですか。笑
「経験がないといけないんですか?」と思われてしまいそうで。
そんなことは全くなく、誰しもが対象者になり得ることを伝えたく『書き手』と表現しました。

僕自身もほとんど記事を書いた経験がないところから、「うらみち」を始めました。
その経験を活かして、全力でサポートさせていただきます。

なんだか気になるなぁと思った方は、記事を閉じずに続きを読んでもらえると幸いです。

これはおいおいの話になるのですが、

Webメディア上に記事が蓄積してきたら、メディアに登場してくださった方同士や地域の人同士が直接つながるような機会や場を創出していけたらなと思っています。
さらにその先に、地域の人が主体的に地域を作っていくような場について考えたり、環境を整えていけたらなと思っていて、今回のWebメディアはその基盤になるのではと感じています。

ですがそれらは中長期的な話で、まずは書き手が自由に好きなことを書ける環境を整えていきたい。

このような想いに至ったのは『うらみち』での活動があったからで。
ですので、まずその経緯をお伝えさせてください。

なぜ、育った地域に愛着が持てないのだろうか

『うらみち』で「地域への愛着が生まれる / 高まる情報」を発信することにしたのは、僕自身が育った地域(旧浦和市)に対して愛着が持てていなかったからです。そこから生まれた以下のような問い。

・育った地域に対して、愛着を持っている人とそうでない人がいるのはなぜなのだろう。
・育った地域を誇りに思えない自分って薄情なのだろうか。
・育った地域に愛着を持てたら、自分にどのような変化があるのだろうか。

その答えを探すためにまず、地域について知ることが大切だと考え、地域の個人店や地域活動をする方に取材をさせてもらうことにしました。

様々な方に取材をさせてもらう中で、地域を知ると同時に地域の方と自然と「つながり」が生まれるようになったのです。

定期的にお店に行ったり、開催するイベントのお手伝いをしたり、一緒にお仕事をしたり。
時には悩み相談にのってもらうことも。

「つながり」が生まれ『顔の見える関係性』が増えるごとに地域での生活が豊かになる実感がありました。
そして気づくと地域への愛着が生まれていたのです。

地域に愛着が生まれる/高まる要因は人それぞれですが、

・地域を知る
・地域の方とつながりができ、顔の見える関係性が増える

ことがあることを実感しました。

「暮らし」と「つながり」が切り離されている

いわゆるベッドタウンとして発展してきた旧浦和市やさいたま市は、お金と等価交換で生活に必要なサービスを過不足なく享受することができます。

その結果、自分や家族の時間を確保できたり、自分の状況に合ったサービスを取捨選択できて便利さや快適さ感じている人も多いのではないでしょうか。

一方で、その恩恵を享受するために、人とのつながりや地域を知る機会が失われました。

一昔前は商店街で店主さんと会話をしながら買い物をしたり、隣近所の人と一緒に地域の子供を見守ったりお祭りを運営することが当たり前のように行われていました。
地域で「暮らし」ていれば人とのつながりが生まれ、地域の歴史や先人について知る機会があったんですよね。

ですが今は「自ら」人とのつながりを作ったり、地域を知ろうとしない限り、それらの機会はどんどんと失われていく。

「人とのつながり」や「地域を知ること」を愛着が生まれる要因だと考えた時に、普通にさいたま市で「暮らし」を営んでいたら愛着が生まれなくて当然なんですよね。

労力や時間を割いてわざわざ「人とつながる」意味

ここまで書いてきた通り、人とつながらなくても地域を知らなくても、暮らす分には全く問題がありません。
地域で活動していると思うのは、それでも人は「人とつながったり、地域を知ろうと思う」ということ。

暮らしと切り離されている分、人とつながったり地域を知ることは、労力や時間を割く行為なのになぜなのだろうか。

それはきっと僕が実感したように、住んでいる地域での暮らしが豊かになるからではないでしょうか。

【地域での暮らしが豊かになる】ことの定義は人それぞれです。

・近所に挨拶できる人がいる
・顔が見える人が作った食べ物が食べられる
・何かに悩んだ時に相談できる人がいる
・街歩きが楽しくなる

などなど…。

本能的に人はそれぞれの豊かさを求めていて、それは「人とのつながり」や「地域を知ること」から生まれることがあるようなのです。

旧浦和市やさいたま市のいいところは、自分で選択ができることだと思っています。
主体的に選択し行動すれば、つながりたい人とつながれて、知りたいことを知ることができる。

自分次第で地域での暮らしを豊かにする事ができるんですよね。

この利点をもっと多くの方に活かしてもらいたい。
けれども主体的に行動したいと思った時に、必要な情報が不足しているのでと個人的に感じています。

もちろん、当メディアがその一環を担えていたら嬉しいのですが、1人で運営していると限界に感じる部分がありました。

読み手に深く刺さる文章とは

個人でメディアを運営することで投稿内容に一貫性が生まれ、趣味嗜好が記事に反映されるので、自分と似たような価値観を持つ人には喜ばれ、嬉しいお声をいただくことも。

その一方で、それは視点の偏りとなり読者の方が限定されたり、取材できるお店が限られてしまったりする。

メディアを運営し地域で活動する中で、様々な考えを持った人や魅力、課題があるのに、全ては届けきれないというもどかしさがありました。

もちろん地域には、様々な形で想いを持って地域情報を発信しているメディアが沢山あり、本当に素晴らしいなと感じていて。僕自身も日々活用させてもらっています。

一方でそれらのメディアで記事を書いた経験があるライターさんにお話をお伺いすると、メディアによっては取材先や記事の方向性の指定、文字数制限があったりで自由に書ける環境ではない場合もあるらしく。

もちろん、メディアによって特色があったり、短い文字数でまとめられていることで読み手の方に届きやすくなる場合があって。

一方で僕自身が当メディアを運営していて感じているのは

「自分自身の心が動いた体験や経験」を「自分が読んでいてワクワクする文章」を書くと、読み手に深く刺さり次のアクション(お店に行くなど)につながりやすいということ。

あくまで僕の体感ではありますが、もしも同じような想いを持った方とメディア運営ができたら、より多くの人に深く刺さる多様な記事をお届けできると思ったのです。

つらつらと書いてきたのですが、まとめると

・さまざまな視点から多様な地域の情報を届け、地域での生活が豊かになるきっかけになりたい。
・「自分自身の心が動いた体験や経験」を「自分が読んでいてワクワクする文章」で自由に書ける環境を整え、読み手に深く刺さる記事を届けたい

こんなことをしていきたいと思ったので、新しくWebメディアを立ち上げるに至りました。

愛着が生まれたその先に

読み手に深く刺さる記事が増え、それぞれの生活が豊かになり地域に愛着を持つ人が増えていく。

「地域への愛着が生まれた先にどのような変化があるのだろうか」という問いを持っていたのですが、
個人的な体感からいうと

・地域について主体的に考えるようになった
・先人の積み重ねの上に日々の暮らしが成り立っていることに気づいた
・過去から受け取ったバトンをどのように未来に受け渡せるか考えるようになった

このような変化がありました。

これがおいおい取り組みたい

「地域の人が主体的に地域を作っていくような場について考える /環境を整えていく」

ことを考えるきっかけとなりました。

ここを深堀りするともう一記事分になってしまうので割愛しますが、
少しでも共感できる方は、ぜひとも書き手として参加してもらえたら嬉しいなと思います。

書き手に大切にしてもらいたい3つのこと

ここからはそんな書き手として参加してくださる方に、大切にしてもらいたいことついて詳しく。

まず、取材先選びの段階では「自分自身の心が動いた体験や経験」を大切にしてもらいたいです。

流行りのお店だからとか、PVが伸びそうだからではなく。
知る人ぞ知るようなお店、一部の人に深く刺さりそうなことこそ書いてほしい。

自分自身の心が動いたことを言葉にするのは、少し大変な作業です。
それは時として頭ではなく、心の奥から言葉を引っ張り出さないといけないから。

ですが、その作業がなされた記事はちゃんと読み手に響くし、インタビューを受けた方にも喜んでもらえる。
インタビューを通して知った相手の想いはもちろん、インタビュアーの想いが書かれた記事を書いてもらえたら嬉しいなと思っています。

記事を書く段階で大切にしてもらいたいのは「自分が読んでいてワクワクする文章」で書くこと。

ネット上を調べれば、記事の形式について丁寧に教えてくれる情報はたくさんあって。
もちろん、先人の方の知恵の積み重ねの上に出来上がったそれらの形式を、体得することはとっても重要なことなのですが。

同じくらい重要なことが「自分が読んでいてワクワクするか?」だと思うんです。

自分が読んでワクワクするのであれば、その感情はしっかりと読み手の方にも届きます。
そして何より、そうでないと続けられないと思うんです。

自分が好きな文章とは。そんなことから一緒に考えていけたら嬉しいです。

3つめの大切にしてもらいたいことは、「あなたの立場だから書けること」を書くことです。
取材して記事を書くだけでなく、自分自身のことを書いて欲しい。

例えば、

子育て、介護、新規出店、新規就農、独立…。

など。あなたが体感していることはあなたにしか書けません。
「自分自身の体験談なんて読まれるの?」なんて思う方もいるかもしれませんが、近しい立場にいる方にとって、それは何よりも知りたかった情報になると思うんです。

大切なことはスキルより想いへの共感

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

「記事を書くことに慣れてくると、自然と必要な情報が見えてきて、記事の文字数も減っていくんですよ」てきなことを書きたかったのに、思いのほか文字数が多くなってしまいました。笑

ですが一緒に活動をする上で想いを伝えることは大切なことなので、しっかりと綴らせてもらいました。(本当はもっと書きたい)

興味を持ってくださっていても「私にできるのかな」と不安な方もいるかと思います。

冒頭にも書きましたが、僕自身ほとんど記事を書いた経験がないところから、試行錯誤しつつ「うらみち」を運営してきたので、その気持ちを少しは理解できるかなと感じています。

だからこそ、取材先探しから取材依頼、記事作りまで丁寧に伴走していきたいと思っています。

ですので、

「自分自身の心が動いた体験や経験を書く」
「現在の立場だからこそ感じたことを書く」
「文字数や形式に縛られず自由に書く」

この3つを大切にしながら記事を書き、地域の方に届けたいという気持ちが少しでもむくむく湧いてきたら、ぜひ一度お話ししましょう。

最後に少しだけWebメディアや書き手の詳細・概要を。

メディアのタイトル自体は実は決まっていますが、記事内で書くと説明に分量を要するので割愛しています。
Webサイト自体は4月末の完成を目標に作成していただいています。

今回の募集で、今のメンバーに加えて2〜3名程度の方にご参加いただくことを想定しています。
最初の時期は少人数でメディアの文化を形成していくことを大切にしていきたいなと。
最初は少額となってしまいますが、執筆料をお支払いさせていただきます。

少しでもご興味を持ってくださった方は、以下のフォームからぜひご応募していただけます幸いです。

一度オンライン上でざっくばらんとお話をする機会を設けて、記事内では書ききれなかったことや今後の取り組みに関するお話をしたり、皆様からの疑問等にお答えできたらなと思っています。

皆さんのご応募お待ちしております。

募集期限 : 3月15日(金)20時

「さいたま市」メディア 書き手募集 応募フォーム