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プログラミングやおもちゃを通じて、子供の想像力や考える力を育みたい。 / 前原 浩

北浦和

教育現場に関わっていきたい

━ なるほど。そして「カワダ」に就職、ブロックはかせを名乗り始めたダイヤブロックの企画・販売の仕事に繋がるわけですね。
お話を戻して、ぜひ活動に関する今後の展望についてもお伺いできますでしょうか。

前原さんお店に関しては、ブロックとプログラミング教室の生徒さんを増やしていきたいなと思っています。
外部活動では、小学校でプログラミング学習の授業を受け持てるようになりたいですね。

━ それはなぜでしょうか?

前原さんプログラミング学習が義務化されて本質的な理由を伝えていきたいのと、
教育現場の中に入ることによって現状を知り、教育の未来について考えていきたいんですよね。

━ 中に入らないと、見えないことってありますよね。前原さんから見た浦和の教育現場はどのような印象ですか?

前原さん学力向上にかなり力を入れている印象ですね。
街としても文教都市を売りにしていますし、実際、教育熱心な親御さんがかなり多いですよね。
ただ、学力という一つのものさしからこぼれ落ちてしまったお子さんに対してのケアが、まだ整備されていない印象を受けますね。

━ それはどういったお子さんでしょうか?

前原さん例えば発達障害を持ったお子さんとか、不登校のお子さんとか。
このカフェも不登校のお子さんの居場所として使ってもらうこともあります。
まだ家と学校以外で、子供が居られる場所の選択肢があまりないですよね。

━ たしかに、そうですね…。
お子さんの転入数も年々増えているので、整備されて欲しい点ですよね。
ぜひ浦和の街についての印象もお伺いさせてください。
前原さんは浦和に住まわれて30年以上とのことですが、街や人の変化は感じますか?

前原さんバブル後とコロナが始まった後、2つのタイミングで人がかなり増えたと感じています。
バブル後に引っ越してきた人は、文教都市という面に魅力を感じていて子供の教育にとにかく熱心な人が多い印象です。
コロナ後に引っ越してきた人は都内へのアクセスが良く、かつ落ち着いている面に魅力を感じていて、ゆとりのある生活をしたい人が多いという印象ですね。

━ バブル後は景気の後退、コロナ後はテレワークの広まりも影響していそうですね。前原さん自身は浦和のどのあたりに住んでいるのですか?

前原さん今は北浦和ですが、その前は武蔵浦和、引っ越してきた当初は南浦和のあたりに住んでいました。

━ 浦和付近で引越しを何回かしているのですね!

前原さん仕事場へのアクセスがよい場所に都度、引っ越している感じですね(笑)。

━ 各浦和ごとの印象の違いはありますか?

前原さん南浦和は早い段階から京浜東北線と武蔵野線が通っていたので、他の地域より早めに街が発展したように感じます。
街としての歴史があって、ご年配の方が多い印象ですね。

北浦和は南浦和よりさらに一世代超えた感じがありますね。地元企業が強くて、商店街が残っているのが魅力的ですよね。

武蔵浦和は埼京線が出来たことによって発展したので、新しい建物が多いですね。
田島団地のあたりは商店街のようになっていますが、基本的に他の地域と比べて個人商店は少ないですね。

━ 浦和も地域によって特色がかなりありますね。前原さんが思う浦和全体の良いところはどこでしょうか?

前原さん浦和はおっとりしている人が多いですね。立地的にも恵まれているし、余裕があるというか。
街への愛着がある人も多いですが、浦和にずっと住み続ける人はわりと少ないですよね。
浦和で育ったお子さんが、ずっと住み続けたいと思える魅力的な街になって欲しいですね。